WEBサイトの中のページおいて、ユーザーが今自分が見ているページはサイト内のどの位置にあるのかということを分かりやすくするために、そのページへ辿り着くまでの階層をリストにして表示したものをパンくずリストと呼びます。
基本的にはサイトの上部に表示されることが多く、今見ているサイトがサイトのTOPページからどのように辿って辿り着いているのか知ることが出来ます。
これがパンくずリストです。まだこのサイトは階層が深すぎないため見ているユーザーもどこに居るかはすぐわかると思いますが、階層が深くなればなるほどわかりづらくなります。
パンくずリストがあることで、それを視覚的に分かりやすくすることができます。
ユーザーへの効果
パンくずリストがあることによるメリットは、ユーザーがそのページよりも上の階層のページを辿りやすくなることです。
例えば、コーヒーを売っているサイトの商品ページにユーザーが飛んできた場合、そのユーザーはそのページが「飲み物カテゴリの、珈琲」という情報がパンくずリストからわかります。他の商品が見たいときはパンくずリストを使ってカテゴリまで飛んで行くことも出来るので、サイト内を自由に動くことが出来ます。
SEOの効果
パンくずリストはユーザーのためだけでなく、SEOでも効果を発揮します。
まず、パンくずリストがあることにより内部リンクをサイト内に張り巡らせることが出来ます。このことで、ページへのリンクを集めやすくなり、自然とTOPへリンクの力が集まることになります。もちろん、クローラーもサイト内巡回の際に大きな手助けになるため、サイト内をより知ってもらうためには有効な手段となります。
構造化データマークアップもサポートされているので、Googleにはサイトの階層情報も伝えることが出来ます。
パンくずの付け方と色々
パンくずリストを作成する時に気を付けたいことは、「サイトの階層を分かりやすくすること」です。
このようなパンくずではどのような分類をされているのかまるでわかりません。
これであれば、今見ているページが珈琲というカテゴリに分類されているとひと目でわかります。
よって、このようなパンくずリストを作成するためには、事前にサイトの構成を分かりやすく分類できるようにしておく必要があります。
パンくずリストの由来ですが、童話「ヘンゼルとグレーテル」で、主人公が森で道に迷わないようにぱんのクズを落としていった事に由来しているそうです。