前回はタイトルタグ、descriptionタグを最適化しましたが、今回はcanonicalタグの最適化をします。
canonicalタグとは?
canonicalタグ(カノニカルタグ)とは聞き覚えがない方もいらっしゃると思いますが、とってもとっても大切なタグの一つです。
しかし同時に扱いが難しかったりもします。
簡単にタグの説明をさせてもらうと「同じ内容が書いてあるページ同士をGoogleに知らせるタグ」です。
同じ内容が書いてあるページといっても、おおまかなテーマが同じという程度ではなく、同じ文章が書かれているページを言います。
例えば!
http://exmple.com/
http://www.exmple.com/
この2つのサイトはsample用のサイトです。とっても便利で持ち主さんが居ません。なので例として使わせてもらいますね~!
さて、上記2つはURLが「www」が有るか無いかという違いがあります。しかし内容はどうでしょうか?
一言一句、まっっっっったく同じです!
こういうのを「同じ内容が書いてあるページ同士」といいます。あまりにも名前がふわっとし過ぎてるので、ちゃんとした言葉を使うと「重複ページ」となります。
実はこの重複ページ、ネットの仕様上どうしても出来上がってしまうのです。特に上記の様な場合は、URLが違うだけでサイト自体は同じサイトなのです。
これと同じような現象として、「index.html(もしくはindex.php)の有り無し」も含まれます。これは組み合わせることもあるので、一つのサイトから重複サイトは…
http://exmple.com/
http://www.exmple.com/
http://exmple.com/index.html
http://www.exmple.com/index.html
なんと4つも出来ちゃうんです…!
しかしこのような状態を放っておくと、Googleのロボットちゃんが来た時に困ってしまうんです。
ロボットちゃん「URLは違うのに、同じ内容が書いてある…どれを評価してあげたらいいんだろう…?」
そんなロボットちゃんを助けてくれるのがcanonicalタグなんです!
canonicalタグを正しく設置しておくことで、「これとこれは同じ内容が書いてあるから、評価するならこっちをお願いね~」と伝えてあげることが出来ます。ロボットちゃんも大助かりですね!
もちろん重複ページというのは上記のような例だけではありません。
例えばECサイトによくある、同じ商品の色違いページ。
これは色が違うだけで商品の内容も、重量も、品質も、特徴も何も変わりがないため、全く同じ内容のページが出来てしまいます。しかし色は違うからページのURLも色ごとに違う…。
そんなページも立派な重複ページですよね。
このような場合でも、canonicalタグは有効です!
canonicalタグの書き方
では実際にcanonicalタグを使ってみましょう!
<link rel="canonical" href="http://exmple.com/" />
これがcanonicalタグです。href部分にはGoogleに正規のURLですよ、と教えたい方のURLを入れます。このタグを、正規のページと重複ページに入れてあげます。
ここ、要注意です!
http://exmple.com/
http://www.exmple.com/</p>
上記の重複ページにどちらにも同じタグを入れてあげる必要があります。これで下記のような関係性が出来上がり、Googleロボットちゃんも重複ページと正規ページの関係が分かるようになるのです。

うーん…Googleの公式ロボットに寄せてみたのですが…ロボット…。
それはさておき、これでGoogleロボットちゃんは正規のページを理解することが出来ました。
このようなページはTOPページだけでなく他のページでも同じことが起こっているので、それぞれのページで同じことをしてあげる必要があります。その際にはちゃんとページ毎に正しいURLを入れてあげるようにして下さい。ここも重要です!
諸説ありますが、私はまずはこの3つのタグを一番にやってほしい!と思っています。
というのも、タイトルタグとdescriptionタグはユーザーの目に見えるもの、canonicalタグはサイトを正規化するタグ、重複を防いでサイトを守るタグだと思っているからです。
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もちろんこれ以外のタグも重要なものはたくさんあるので、次回はどんどんタグの紹介をしていきたいと思います!
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