タグについていろいろな説明をしてきましたが、タグから少し離れてみましょう!
さて、タグのお話ではHTMLに関する部分に触れてきましたが、実際にサイトを使うユーザーが見るのはHTMLではなく、表示されているページ自体です。そこに書いてある【中身】が重要になってきますね。
いくらタイトルタグが、descriptionが優れていても、実際にサイトへ行ってみたら画像と広告だらけで欲しい情報が一つもなかった!なーんてことになったらがっかりですよね。ユーザーに満足のしてもらえるサイトを作るには、そこにある中身が大切なのです。
このサイトの【中身】のことを、よく『コンテンツ』と呼びます。このコンテンツ、もちろん一番はユーザーのために作り上げるものですが、それが自然とSEOで大きな力を発揮してくれるのです。
ユーザーが求めるコンテンツ
実は、サイトのコンテンツについては「上位表示を目指すために必要なこととは?その1」で説明をしていたりします。
軽くまとめると、ユーザーはどのような情報を欲しがっているのか、その欲しがっている情報の答えとなるものをコンテンツとして作り上げることで、Googleに評価を受けることができる。ということです。
簡単に言っていますが、実はこれとっても難しいんです!
では、ユーザーが求めているコンテンツはどのようにして書いたらいいのでしょうか。
まずはそもそも、ユーザーがどのようなコンテンツを求めているかを知る必要があります。ユーザーがどのような物を求めてその検索をしているか、それを「検索意図」といいます。
何か例を挙げて考えてみましょう!
例えば、とってもお腹が空いて大阪心斎橋を歩いている女の子「つじさん」がいるとします。女の子です。女の子ですよ…!!
さて、この「つじさん」はとってもお腹が空いているので何か近くで、今すぐにでもご飯が食べたいです。女子だけどパンケーキとかそんな洒落たものじゃお腹は満たされません。昼間だけど肉が食べたい…!そこでおもむろに取り出したのがスマホです。そしてGoogleを呼び出して、こう検索します。
「心斎橋 ランチ 肉」
なんだこれめっちゃ美味しそう。
はい、こんな画像見せられたら迷うこと無くステーキ食べに行きますね。クリックして地図を頼りにお店に行ってみることにした「つじさん」でした。
ここに見られる検索意図は「お腹空いたからガッツリ近くで肉を食べれるお店が知りたい」という点です。
すぐ近くで食べたいので、地域は「心斎橋」、今の時間はランチタイムなので、「ランチ」、ガッツリお肉!と決めているので「肉」、と何気なく打ち込んでいるように思える「心斎橋 ランチ 肉」という言葉も、実は結構考えられていたりするんです。
こんな風に、Googleを検索する言葉からユーザーはどのような意図があってその検索をしているのか考えることができるのです。
この意図にピッタリの答えをサイトに載せてあげたら、ユーザーはそのサイトに来て大満足してくれます。「ふらっと気軽に行ける。美味しい焼肉ランチのオススメ店」なんかを載せたサイトがGoogleに表示されていれば、「つじさん」は大満足してそのサイトからお店を探し、お肉を食べに行くでしょう。じゅるり。
これで、一体どんなコンテンツを作ったらいいのか分かってきたんじゃないでしょうか?
Googleの評価するコンテンツ
ユーザーが求めるコンテンツの作り方がなんとなく分かってきたとは思いますが、それは一体Googleには、SEOにはどのように関わってくるのでしょうか?
何度もここでは言っていますが、Googleはユーザーが喜んでくれる検索結果を作ろうとしています。その為、さっきみたいにユーザーが満足してくれるようなサイトを1ページ目に表示しておくことで、Googleも嬉しい結果になるんですね。そのため、ユーザーが満足するコンテンツを作っているサイトを評価し、上位へと表示してくれます。
しかし、Googleは機械です。Googleロボットちゃんは人間ではないので、「このサイトに書かれている肉の良さ」については判断が付きません。そこで、Googleは有る一定の条件などを元にして、「こんなコンテンツは良いコンテンツって傾向があるみたいだよ!だから評価するね!」という約束を作り、それにのっとった評価をしています。
良いコンテンツと判断するためにGoogleはありとあらゆるデータと検証を繰り返しているのでどのようなものかは私達でもわかりませんが、Googleは下記のようなコンテンツを良いコンテンツである、と判断して評価してくれています。
- とっても詳しく書いてある!…専門性
- 納得できる文章、画像、コンテンツである!…権威性
- 事実なので安心して信じられる!…信頼性
これを「つじさん」が満足するであろう「ふらっと気軽に行ける。美味しい焼肉ランチのオススメ店」のサイトに当てはめてみましょう。
このサイトにはお店の住所から美味しいおすすめのメニュー、値段からボリューム、味の感想などがしっかりと書かれています。詳しいですね~。これが専門性。
言い回しが上手く、本当に美味しそうだなぁ、と思わせるような感想が書いてあります。コスパ最高!って書いてあるメニューは確かにこのボリュームでこの値段ならコスパ最高そう!…納得できますね、これが権威性。
さらに、どうやらこの人は本当にそのお店全部を回って色んなメニューを食べているようで、書いて有ることはリアルだし画像も自分で写メったもののようですね。これは期待できる。…これが信頼性です。
このように、ユーザーが満足できるコンテンツには自然と「専門性、権威性、信頼性」が生まれるんです。こうして気をつけてコンテンツを作成していれば、自然とページの中にはキーワードが含まれていき、コンテンツの量も読み飽きない適切な量へと調整されるはずです。
コンテンツ作成で大事なこと
実は、SEOに有利なコンテンツは「SEOをしたいキーワード」が何%コンテンツに入っているべき、文字数は何文字以上はあるべきだ、というような話があったりします。もちろん、統計として良いサイトを見ていくと一定の量のキーワードが含まれていたり、文字量になっていたりはするのですが、それはあくまでも「そのサイトがユーザーのことを考えてコンテンツを作った結果」に過ぎません。その文字量が、キーワード数がいいのではなく、その量が当時のユーザーにとっては良いコンテンツだったのでしょう。
そのため、ある程度作成の目安にはしてもいいでしょうが、その文字数が無いとダメ!なーんてことはないんです。
コンテンツを作る上で一番大事なのは、SEOのためではなく、「ユーザーのためのコンテンツ」を作ることなんです。
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