先々週と先週はGWお休み頂きましたコラムです。GWみなさんは何処へ行かれましたか?
SEO女子達は例に漏れず…サイトのソースと向き合ってましたよ!
さて、今回はとってもド直球なテーマを一つ設けてみました。
その名の通りインデックスに対してとても影響力の強いタグです。SEOに関わっている方ならこのタグの扱いは慎重に行いたいのではないでしょうか?そんなタグについて今回は着目してみます。
それでは、コラムスタートです☆
noindexとは
担当者:おかもっさん今回はnoindexタグの使い方を調べてみました。
とはいっても、仕事をしている時はnoindexタグをなかなか見かける事はありません。
この機会に余り見かけないタグであるnoindexタグの基礎的な使い方を勉強してみましょう。
万が一サイト内に重複ページなどの価値の低いページが存在するとSEOにも影響してしまい順位が下がってしまう可能性があります。
検索エンジンにインデックスされないよう事前に対策をしておきたい…
そんな時に便利なnoindexタグはmetaタグの一種で、検索エンジンのクローラーを制御し検索エンジンへ「インデックスしないでほしい」と伝えてくれます。
このようにクローラーを制御する役割があるnoindexタグを正しく設置することでそのページはインデックスされることはなく、検索エンジンにも表示されることはありません。
noindexタグの記述方法と使い方は下記のように、インデックスされたくないページのheadタグ内へ設置します。
このタグを使用する上の注意点としては、SEO対策をしているページには設置しないということでしょうか…
いくらコンテンツ等でSEOを考慮しているサイトや定期的に更新をしているサイトでも、このnoindexタグを設置してしまう事で検索エンジンにインデックスされず今までのSEO対策が水の泡になってしまうので気をつけましょう。
今回はさらに、noindexタグというテーマと深く関連しているnoarchiveタグとnofollowタグについても解説していきます。
まず、検索結果のページにはクローラーが最後に巡回した時に表示されていたページを閲覧できるリンクがあります。
古いキャッシュのページを見られるのは困る…そんなときは古いキャッシュページへのリンクを表示させない効果があるnoarchiveタグが役立ちます。
Archive自体の意味としては「文書を保管する場所」という事を表し、noarchiveタグを設置することで「このページ(文書)のキャッシュ(保管画面)は非表示にして欲しい」と検索エンジンに示す事ができます。
次に、nofollowタグの役割を説明します。
nofollowタグは、クローラーにリンクを巡回してもらう為のfollowタグとは逆に、「このページの外部リンクを巡回しないでほしい」という指示を検索エンジンに伝えてくれます。
nofollowタグの使用例を挙げるなら相互リンクのページなどが多いかと思います。
リンクページのようにサイトのページ内で外部リンクをクローラーに巡回させたくない時・リンクの評価に影響を与えたくない時に設置すると有効でしょう。
noindexをいろんな場面で使ってみる
担当者:つじさんおかもっさんが説明をしてくれたnoindexタグはどのような状況で使うべきなのでしょうか?どんな風に活用することが出来るのでしょうか?
ここでは少し応用した使い方をご紹介します。
サイトを作成する上で「インデックスされたくないページ」というのはどのようなページかというと、「サイトの評価が下がってしまうようなページ」を指します。おかもっさんもの説明で言えば、価値が無いと思われるような質の低いコンテンツが入っているページなどです。
このような質の低いコンテンツが入っているページは、質の向上が必要です。しかし今すぐは無理!そんな時に役立つのがnoindexタグです。
一時的に設置をしておくことで、Googleは質の低いコンテンツを評価対象に含めなくなります。その間に良いコンテンツへと生まれ変わらせ、再度インデックスを促せば良いのです。
他にも、「HTMLサイトマップ」のページなどに使用することも出来ます。
HTMLサイトマップはユーザーにサイト内のページ構成や場所を伝えサイト内を辿りやすくするためのサイトマップです。しかし、性質上内部リンクばかりのページになってしまったり、発リンクが多くなりがちです。
このページがスパムのように見えるのであれば、noindexタグを入れておくことで悪い評価を受ける心配がなくなりますね。
ここで一つ注意したいのが、robots.txtとの使い方の違いです。
robots.txtもクローラーの制御をできるので、サイトのインデックスをさせない効果があります。同じような役割を持っているように見えますが、実は大きな違いがあります。
それは「robots.txt」がクローラーの巡回を拒否しているのに対し、「noindex」はクローラーはページを見てくれるけど、インデックスはしないという点です。
このことを覚えておかないと、一度noindexを入れてインデックス削除をしたページを再度インデックスしたいのに、robots.txtでクローラーを弾いてしまったから二度とインデックスされない!
なんて事が起こりかねません。要注意です!
では、noindexを設置したページはサイトマップファイルへの記述はするべきなのでしょうか?
インデックスを促すためのファイルなので、インデックスをして欲しくないページを入れるのはおかしい気がしますが、noindexタグを入れたからクローラーさん見に来て!ということを伝えるために記述することは大丈夫なんです。
そもそもnoindexを設置したからといってすぐにインデックスが消されるわけではありません。クローラーが回ってきて、noindexを見つけてやっと処理が行われます。しかし、いつまでも低品質なコンテンツが置かれたページをインデックスしておきたくない…!と思う場合は、noindexタグを設置した上でそのURLをサイトマップファイルに記述します。
こうすることで、通常よりもクローラーが早く巡回をしてくれます。しかし、長期間そのURLをサイトマップファイルに残しておくことは好ましくありません。インデックスが消された段階で削除をしておきましょう。
また、noindexタグを入れたページは通常のページよりもクローラーが訪れる頻度が低くなるようです。再度そのページをインデックスしたい場合には、サイトマップに記載をした後、Search Consoleでサイトマップの送信とFetch as Googleを行いましょう。
noindexタグはインデックスと非常に繋がりが強いため慎重に使わないといけないようなイメージがありそうですが、実はとっても便利なタグなんです。サイトのインデックスを上手く操作するために、使い方をマスターしてみてください!