手動ペナルティを解除しよう!|SEO女子コラム

先週はお休みを頂きましたが今週は再開です!なんと30回目!そんな今回は前回に引き続きペナルティのお話です。しかし今回は救いの回!

第30回コラムテーマ「手動ペナルティを解除しよう!」

そうです、解除です!ペナルティを解除しましょう!
それでは、コラムスタートです☆

ペナルティへの対処とは

担当者:おかもっさん

前回のコラムでペナルティの判断方法はわかったけど解除の方法がわからない、被リンクが原因の場合はどのように調べたらいいかわからない…という方も居るかと思います。
というわけで今回はペナルティ解除の方法と被リンク精査について知っていきましょう。

ペナルティ解除とは

まずペナルティの解除について説明します。
手動ペナルティの場合は基本的に、常にサイトでスパム行為など悪質な手法を行っている状況でなければ、ペナルティを受けても修正後に再審査リクエストすることで順位復活も可能です。
この再審査リクエストとは手動ペナルティを受けた際の対策で、サイト内の問題を解決した後、Googleのスタッフにもう一度サイトを審査してもらう為のリクエストになります。
※ここで「ヤバイ!手動ペナルティだ!」と焦ってサイトの問題を解決してないのに再審査リクエストしても意味がないです!
一応、手動ペナルティには一定の期限があり、その期間を越せばまたサイトがインデックスされる事もあるそうです。
しかし根本的な解決になっていないので、また同様のペナルティを受ける可能性は大いにありえます。
手動ペナルティを受けたなら素直に、迅速にサイトの修正をするのが一番ですね。

次に自動ペナルティの場合ですが、このペナルティはGoogle Search Consoleにはっきり明記されていないのでまずは前回のコラムでつじさんが書いているようにコンテンツの確認やリンク精査をしていきましょう。
ちなみに自動ペナルティだと手動ペナルティのように再審査リクエストを送る事ができないので自動ペナルティが解除されたかはひたすら様子を見るしかありません。
自動ペナルティは特にやっかいですが、ペナルティ解除の為に根気よく行きましょう。

リンク精査とは?

各ペナルティの解除方法について知ったところで、リンク精査について解説します。
リンク精査は、手動ペナルティの不自然なリンクの項目で問題があるとされた時や、上記で記述してるように自動ペナルティを受けた際に行う被リンク(バックリンク)の調査や悪質なリンクの削除などを言います。
NGな被リンクについてはバックリンクを解説したコラムで紹介していますのでそちらも参考にして下さいね。

被リンクの調べ方

手動で外部からのリンクを調べるのは大変ですし時間がいくらあっても足りません!そんな時は便利なツールを使うのが一番です。
今回はGoogle Search Consoleで被リンクをチェックする方法を紹介します。

リンクのダウンロード画面

まずはGoogle Search Consoleにログインして下さい。
そして手動ペナルティをチェックした時のように検索トラフィックをクリックします。
検索トラフィック内のサイトへのリンクをクリックすると「総リンク数」と「リンク数の最も多いリンク元」という項目、下部にはリンク元のドメインが一覧表示されます。

リンクダウンロードのリンク

リンク元ドメイン一覧の下の詳細をクリックすればリンク元の一覧をダウンロードする箇所が表示されます。
この時、「その他のサンプルリンクをダウンロードする」でも「最新のリンクをダウンロードする」でもどちらでも構いません。
クリックすることでダウンロードできるので、ここで形式を選択できます。
CSVを選択すればExcelファイルで表示できるので色をつけるなど編集可能です。
自分の使いやすいメディアで「これはNGなリンク・これは問題ないリンク…」と被リンクの各URLを目視で確認して判別していきましょう。
もちろん他にも便利なツールがありますので、そちらのツールも併用して精査するとより被リンクの質を上げる事ができるのでお勧めです。

再審査へ向けて

担当者:つじさん

リンクの精査が終わったところで、今度はそこからどのようにして再審査リクエストを送るか見ていきます。

リンク削除をしよう!

良くないリンクを見つけたら、そのリンクはバックリンクとして付けておくと良くないので、削除する必要があります。しかし、バックリンクは自分で設置をしているわけではないので、そのリンクを貼ってくれているサイトの運営者に削除の依頼をする必要があります。
サイトのオーナーさんの連絡先を見つけて削除していただけるようにお願いをしましょう。

しかし、中には連絡が付かないサイトマスターさんがいらっしゃったり、削除が困難な場合もあります。その時には、否認ツールというものを使ってリンクの効果をなくす事が出来ます。どうしても悪いリンクの削除が出来ない場合は、否認ツールを使用しましょう。

否認ツールを使おう!

ガイドラインに違反するような良くない被リンクをGoogleに無視してもらうようにお願いするためのツールが否認ツールです。基本的にガイドラインに違反するようなリンクは削除をしてもらうのが一番ですが、どうしても削除が出来ない場合があります。そんな時にはこの否認ツールを使って、「このリンクは無視してください」とお願いをすることが出来るのです。
上記でも伝えましたが、サイトのマスターと連絡が取れずどうしても削除できない!そんな時にツールを使いましょう。
しかし、否認ツールを使用したリンクはGoogleから無視されてしまうので、使い方を間違えるとサイトの評価を落とすことになりかねません。本来はいいリンクも付いているのに、間違えて否認をしてしまうと良い効果も無くなってしまいます。リンクの精査を良くした上で、スパムに相当するリンクであると判断出来る場合のみ使用するようにしましょう。ですので、一般的にこのツールを頻繁に使うことはまずありません。

気を付けておく事がわかったところで、実際にどのように否認ツールを使用するか紹介します。
否認ツールはSearch Consoleに登録をしているサイトを対象に使うことが出来るツールです。ですので、前提としてGoogleアカウントを取得していて、Search Consoleにサイトを登録している必要があります。

まずはリンク精査をして削除の依頼を出した後、それでも消えずどうしてもGoogleに無視をして欲しいリンクのリストを作ります。このリストをテキストに1行ずつ明記して否認用テキストを作成します。

この時気を付けたいのが、無視をして欲しいのがそのサイトまるごとなのか、そのページだけなのか、どちらなのかということです。
否認ツールはドメイン単位でもURL単位でも使用することが出来ます。ドメインを入れた場合はそのサイトごと、URLを入れた場合はそのURLのページを無視します。ドメインを入れてサイトごと否認をしてしまうと、そのサイトの他のページから飛んでいるリンクもすべて無効となってしまうので注意が必要です。

テキストのファイルは以下のように記述をします。

否認文の書き方

#「シャープ」を使うことでコメントを入れることが出来ます。記載されているURLがどのような理由で否認ツールを使うことになったものなのか、理由を明記しておくと良いでしょう。
URLはそのまま、1URLにつき1行を使いフルパスで記述していきます。ドメインごと否認をする場合は「domain:」を先頭に付け、ドメインを記述します。
ファイル名は何でも構いません。拡張子は「.txt」です。文字化けはしないように気を付けてくださいね。

ファイルを作成したらツールにファイルをアップロードします。こちらからツールにアクセスすることができるので、Search Consoleにログインした状態でアクセスしましょう。

否認の仕方

画像赤枠部分で否認したいリンクの対象となるサイトを選べるので、複数のサイトを一括管理している場合はここで選びます。

否認の仕方2

否認ボタンを推すことで本当に否認をするかどうか確認をするかのような画面が現れます。それだけ重要なツールということですね。否認する事を選ぶと、次でファイルをアップロードすることが出来ます。作っておいたテキストファイルをアップロードして、Googleに送信をしたら完了です。
否認ツールはファイルの上書き制なので、一度アップロードしたことがある場合はそのファイルが上書きされてしまいますので注意が必要です。

再審査リクエストをしよう!

バックリンクを精査し終えたらペナルティを解除してもらうように再審査のリクエストをGoogleに送信します。このリクエストはおかもっさんが説明してくれているように、サイト内の問題を修正したので、もう一度見てください!というお願いをする為のリクエストです。このリクエストを送ることでGoogleの社員さんがサイト内をもう一度調査、ガイドラインに違反する部分がなくなっているかどうかを調査し直してくれます。この調査でOKが出ればペナルティは解除され、順位なども戻るようになります。
OKが出なかった場合でもGoogleは何らかのメッセージを送ってくれるため、再度そのメッセージに書いてある内容を修正していきましょう。

再審査リクエストはSearch Console内の「手動による対策」内に届くメッセージ内から送ることが出来ます。
私のサイトにはペナルティが来ていないので画像が出せない…!ということで、捏造してみました!この画像は私が自作したものですので本物の画面ではありません。

手動による対策の画面

再審査はこの部分の赤いボタンから送ることが出来ます。専用のフォームが出てくるので、再審査を依頼する主旨を書き、Googleへ送信します。
この再審査のリクエスト文章はGoogleの社員がちゃんと目を通して読んでくれます。そのため、どのように事態を受け止め、どのような対処をしたかをしっかりと書いておくようにしましょう。過程を報告するために足りないのであれば、データ等はドキュメントでリンクをさせることも出来ます。リンクの精査を行ったリストなどを一緒に送ってみるのもいいでしょう。

Googleは、次のような3点に気を付けて再審査の文面を考えるようにと公言しています。

  • サイトの問題は何だったのか(ペナルティの原因の説明)
  • 上記の問題を解決するためにどのような事を行っていったかの手順
  • 上記を行っていった結果、どのように解決したかをまとめる

これらの取り組みをしっかりと書いて、今はガイドラインに反していない事を伝えましょう。
Googleの社員がこれらの再審査に手動で対応をしてくれるため、再審査には時間がかかります。的確に解決されており、わかりやすい再審査を行うことで早急な対応をしてくれることもあるようですが、一週間から二週間ほどは様子を見ておきましょう。

しっかりとサイト内の改善をすることがペナルティ解除の最大のコツです。自分のサイトの評価を取り戻すためには自分のサイトとしっかりと向き合うことが大切ですよ!

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