今日から9月です!秋も近付いていますがまだまだ暑い…。暑さに負けずの熱さでSEO勉強がんばりますよー!
そんな9月一回目のコラムはこんなテーマです。夏の間に発表された色々な情報の中からピックアップして2つご紹介します。
それでは、コラムスタートです☆
リダイレクトによるPageRankの喪失はもうない!?
SEO対策に関わっている人なら誰もが知っていると言ってもいいのが「転送をするとPageRankがいくらか失われる」という事実です。しかし、最近この常識は覆りました。
Googleの社員が300台の転送でPageRankは失われないと発言をしたのです!
そもそもリダイレクトを行うことで今までどのようなデメリットがあったのでしょうか?
サイトのドメインなどを変更した際に、新しいURLへ訪問者を導くためにリダイレクトを行うかと思います。リダイレクトの詳しい内容についてはこちらなどを見て欲しいのですが、リダイレクトにはいくつかの種類があります。
- 301リダイレクト…恒久的な転送
- 302リダイレクト…一時的な転送
- 307リダイレクト…メソッドを使った転送
などが有名です。これらのリダイレクトは、元のサイトの評価を一部しか引き継がないという、PageRankの喪失が発生していました。
例えば、転送をする前のページが100の評価を持っていたとします。ここで301リダイレクトを行うと転送先のURLへ80程度の評価しか引き継がれませんでした。
302リダイレクトなどはまた少し評価方法が違い転送で失うPageRankは違いましたが、それでもすべての評価は受け継がれませんでした。
このように評価の喪失を行ってたのは転送の不正使用を防ぐためだったようです。
上記で説明したように僅かではありましたが喪失していたPageRankが、現在は喪失しないと明かされたのは、2016年の7月のことです。実はそれよりも前からPageRank喪失はなくなっていたようですが、明言をされたのは7月のことです。
もともと喪失するPageRankはほんの僅かで特に気にかける必要もなかったのですが、それでもやはり無くなってしまうと聞くと躊躇をしてしまうものです。そのため、本来必要な場面で転送に踏み切れない方も居たのではないでしょうか?
PageRankの喪失が無くなったのであれば、安心して転送をすることが出来ます。
Googleはユーザーがより求めている情報がある使いやすいサイトを求めています。これはGoogleだけでなくユーザーももちろんです。PageRankも重要ですが、そこに気を取られ転送をしないことによりユーザーの使い勝手が悪くなってしまっては本末転倒です。PageRankを気にする必要がなくなった今、より使いやすいサイトとなるように必要な転送は必ずかけるようにしましょう。それがサイトのSEOにも繋がります。
HTMLの文法で気をつけないといけない事
HTMLをいじる際に、headタグ内を触る事があるかと思います。
実はつい先日、HTMLの文法をミスしていると一部のタグが認識されない事が分かりました。
今回はHTMLの文法ミスが発生するとどのような問題が発生するかを調べてみます。
本題に入る前に、HTMLの文法とは何かを説明しておきます。
まず、サイトをWEBに公開するにはある一定のルールが存在します。
それはHTMLというWEB専用の言語を使うこととHTMLに沿ったタグの使い方(文法)を守ることです。(もっと細々としたルールはありますが割愛します。)
その文法と、それに従って作成したタグ等の言語群が構文となります。
構文で正しく記述されていない箇所があればエラーが発生し、その状態を構成エラー(文法エラー)と言います。
よくあるのがスペルミスや閉じタグを記述し忘れるなど単純なものですのでちょっとタグを確認するだけでもエラーを回避できると思います。
ちなみに、上記以外にもいくつかHTMLの紹介はしています。またそちらの記事もチェックしてみてくださいネ。
(そういえば懐かしの第一回のコラムもHTMLについてでした。)
ぶっちゃけ文法が全て問題なしだからと言って検索エンジンの順位や評価が上がることはないですし、逆にダメな箇所があってもそれだけで順位が下がる等はありません。
そうはいってもHTML的にNGな状態ですとなんらかの問題が発生する事があります。それが今回のタグが認識されない、という所。
さて、その認識されなくなると言われているタグとはなんでしょうか?
認識されなくなるタグはcanonicalタグやhreflangタグが該当するようです。
SEO対策の上で「重要」と何度も紹介しているcanonicalタグも無効になってしまうんですね。(恐ろしい!)
canonicalタグって何かわからない!という方はこちらとこちらを参考にして下さい。
次に、今回初めて紹介するhreflangタグは多言語を用いているサイトを運営する際に必要となるタグです。
このタグを設置することで、各国で検索したユーザーに対して適切な言語のバージョンを表示してくれます。
例えば、SEO女子ブログが英語・日本語対応しているサイトだとします。
そして英語圏の人が検索エンジンで検索してSEO女子ブログへアクセスするとサイトは英語で表示されます。(親切!)
ただ、文法のエラーなどでタグが認識されないとなると、英語を母国語とするユーザーが検索結果からSEO女子ブログを開くと、日本語のページが表示されてしまう!等のトラブルが起こってしまう可能性があります。
たとえサイトに言語を切り替える機能があったとしても、その機能に気づかなかったりでサイトを離れるかもしれません…
このようにcanonicalタグとhreflangタグが認識されない事で検索エンジンからの評価が下がり、ユーザーからのアクセスが減ってしまう可能性もありえます。
SEO対策としてはもちろん、ユーザー目線でも評価を下げないように、HTMLの文法が正しく構成されているかを調べておくと安心ですよ。
私達も日夜勉強をしていますが、それでもSEOの情報は毎日更新変更がされていきます。それだけGoogleが進化し、より使いやすい検索結果になっているという証拠ですね。それに合わせてサイトもよく作りこむ必要が出てきます。追いつくのに必死な私達ですが、定期的に最新の情報もお届け出来るように情報収集頑張ります!