すっかりと涼しくなり秋が…深まってきたんでしょうか?SEOの知識は日々深まっていますが、残暑はまだまだ厳しく秋は遠そうですね。さて、今回のコラムもおかもっさんはお休みですので、恒例となり始めた最新事情シリーズをつじがお送りします。
今回のコラムでは、ここ最近の検索事情を2つほど紹介しようと思います。
それでは、コラムスタートです☆
直帰率や滞在時間をGoogleはどう使うのか
Googleは検索結果をより良くするために、ユーザーが検索結果内をどのように見て動いているかを常にリサーチしています。これはとってもすごい技術で、Googleが認識しているサイトすべてに関してユーザの動きをデータとして提供してくれています。それが、アクセス解析ツールの「Google Analytics」です。登録をすれば、直帰率や滞在時間などサイトを訪れたユーザーがそのサイト内でどのような動きをしているか(どのページを見ているか)が分かってしまうのです。
もっと詳しい話をする前に、直帰率と滞在時間について話したいと思います。まだこのサイトでは触れたことが無かったですね!
直帰率とは、「Google Analytics」などで使用される言葉で、Googleの検索結果から入って、その1ページだけを閲覧してすぐに他のサイト、もしくは検索へ戻っていったユーザーさんの率を表します。
ここでいうユーザーさんは例え同一人物であったとしても条件が揃えば2人と扱われたりするので難しいところですが、誰かがサイトを見てくれた回数とでも考えておけばいいかと思います。
例えば、サイトを訪れたユーザーさんが検索結果からhttp://exmple.com/というサイトへ入ったとしましょう。
Aさん:検索結果→ページA→検索結果
Bさん:検索結果→ページA→ページB→ページC
Cさん:検索結果→ページA→検索結果
このような場合、直帰をしたユーザーさんはAさんとCさんになります。全部のアクセスが3なので、直帰率は直帰したユーザー÷全ユーザー数✕100なので、66%ですね。
滞在時間とは、ユーザーがそのサイトをどれくらいの時間閲覧していたか、という数値です。大雑把に言えば、ということで正確なものではありませんが、どの程度の時間サイトの中を閲覧していたかがわかります。
この直帰率と滞在時間ですが、Googleは計測をしたこのデータ、レポートとして私たちに提供するだけなのでしょうか?
もちろん、この技術はGoogleが検索結果を良くするために行っているものなので、検索結果向上のために使われています。このような情報を収集することで、ユーザーが検索結果でどのようなサイトのどのようなデータを求めているかが見えてくるでしょう。
このデータはGoogleのアルゴリズムの改良にとてもいいデータなのです。アルゴリズムを変更したのち、ユーザーの直帰率が激変したらそれは良いのか悪いのか、Googleは検証をしているのです。
しかし、Googleはこのデータをランキングの決定自体には使っていません。
ユーザーの動向を探るには良いデータですが、やはりサイトの評価に直結はしません。直帰率が高いサイトも、1ページでユーザーが求めている情報が手に入ったのかもしれませんし、物足りなくて出ていったのかもしれません。このようなデータをGoogleはランキングの決定には使っていないようです。
モバイルの検索結果にサムネイル画像が!
さて、続いてはこちらの話題です。
Googleのモバイル検索は今までパネルが並んだ状態の検索結果でした。しかし、9月半ばにモバイルの検索結果にサムネイル画像が表示されるようになったのです。
こちらが検索結果画面です!実際にサムネイル画像が出ていますね。以前より検索結果のページが華やかになったような気がします!
女子力うんぬんの関係でネイルを検索してみましたが、いかがでしょうか?画像が出ているとどのような情報が含まれているのかがとても分かりやすく、中を見てみたくなりますよね。…おや、今年の秋はアーガイルチェックが人気なんでしょうか?つじもやってみようと思います!
もちろん今まで通りサムネイルが付かない結果もあります。すべてのページに画像があるわけでもありませんし、クエリによっては画像が無い方が都合がいい場合もあります。
サイト内のどの画像が表示されるか、どのクエリで登場するかなどはすべてGoogleが判断しているようです。また、画像はどんなサイズでも正方形に切り取られた状態で表示をされます。
以前の検索結果よりも視覚的情報が増えることにより、ユーザーの目はより惹かれるようになると思います。かくいう私も、画像が無いページよりは好みの色のアーガイルチェックネイル画像が見えているサイトの方がクリックしたくなります。上手く画像が表示されれば、クリック率の上昇が見込めるかもしれませんね!
Googleの検索結果はどんどん良いものになっています。というわけで、今日はスマホユーザーが増えている今、Googleはモバイル検索に力を入れているのがよくわかる最新事情をお届けしました!