私たちはよくSEOの勉強をしたりこのコラムを書く時に参考にするサイトがあるのですが、そのサイトがとても便利で分かりやすいと、ついブログで「私の説明なんかよりこのサイト見たら一発で分かる…!」と思ってリンクを貼りたくなっちゃいます。
これ、実はSEOにとってもとっても重要な事の1つだったんです。
今日はWEBでは欠かせないリンクについて説明をしたいと思います。以前に内部リンクについてのコラムを書いたことがありますが、今回は自分がリンクを貼ってもらう側のリンク、のお話です。
それでは、コラムスタートです☆
バックリンクとは?
担当者:おかもっさんバックリンクとは、SEO対策をする際に使われる用語で、他のサイトから設置されたリンク(被リンク)のことをいいます。
検索エンジンは良質なサイトから被リンクをされているページ=ユーザーに評価されているページと考え、バックリンクを順位の決定要素の1つに加えました。
順位決定する要素として確定後、SEO対策でも必須項目となっていますが実際にバックリンクで与えられる影響とはどのようなものでしょうか?
いま知られている検索エンジンのバックリンクに対する評価基準は下記のようだと言われています。
- バックリンクの数の多さ
- 良質サイトからのリンクであるか
- ハイパーリンクのアンカーテキストの内容とリンク先のサイト内容の相違はないか
- 被リンクを受けているサイトとリンク先のサイト内容の相違はないか
調べてみると、近年の検索エンジンはリンク先のサイト内容やアンカーテキストの内容も読み取れるようです。
今までは被リンク数だけを稼ぐために大量のリンクを獲得していたサイトも、人工的なリンクや粗悪なサイトばかりから被リンクを受けているのなら検索エンジンにスパムと認識される可能性があります。
質の低いサイトからの被リンクをそのままにしておくのはいい影響を受けるとは言えませんのでバックリンクを見直す必要があります。
では今、一番SEO対策として良いとされる被リンクの獲得方法はなんでしょうか?
それは、より自然なリンク(ナチュラルリンク)を設置してもらうためにサイトのコンテンツ内容を充実させることと一般的には言われています。
ナチュラルリンクとはSEOを考慮して意図的にリンク設置されたものではなく、そのサイトを見たユーザーが良い!紹介したいと思って貼られたリンクのことです。
簡単にナチュラルリンクを得ようとするのではなく、サイトのコンテンツとユーザーの求めているテーマが合致していて「このサイトは良いサイトだ!リンクを貼りたい!」と思ってもらえるサイト作りが大切なんですね。
ちなみに、バックリンクの数を稼ぐ為、自身で別のサイトを作成しメインサイトへ発リンクさせるというパターンもあります。
このようにバックリンクを獲得するために自身で作ったサイトをサテライトサイトと呼びます。
被リンク数を自由に増やすのに最適なサテライトサイトですが、たとえメインサイトへ発リンクさせるためだけのサイトとはいえ検索エンジンにはきちんと認識されます。
サテライトサイトを良質なサイトと認識してもらう為にサイトの定期的な更新などコンテンツ内容も充実させないといけません。
サテライトサイトを作成することで、もちろん手間はかかってしまいますので自分に合う方法で被リンクを獲得するのが良いと思われます。
ではバックリンクで良いとされているリンクはどのようなものでしょうか?
調査してみたところ、検索エンジンが良いとしている良質なリンクは上記で説明をしたナチュラルリンクと言われています。
SEO対策として今良いとされているナチュラルリンクには下記ような条件があるとされています。
- 同一のIPアドレスではなく、分散されたIPアドレスやドメインからのリンク
- コンテンツの内容に独自性や専門的な情報があるサイトからのリンク
- 不自然な(大量の)相互リンクではないリンク
- 有償ではないリンク、売買されていないリンク
ちなみに、もしすべての条件を満たしているリンクでも購入された有償リンクだと検索エンジンが認識してしまうと、その時点でナチュラルリンクと言えなくなってしまいます。
少々時間がかかってもサイトの向上を行えば良質サイトからリンクが貼ってもらえる機会が増え、それが評価へと繋がります。そしてそのリンクによってマイナスな効果があるとは現段階では思えません。
今後サイトの順位向上を図りたいならまず良いバックリンクでSEO効果を得るための対策をしてみてはいかがでしょうか?
バックリンクの中の悪いリンクとは?
担当者:つじさんおかもっさんの話にも出ていましたが、バックリンクはただ数さえ多ければ良いというわけではありません。
実は、2013年頃まではバックリンクに数が多ければ多いほど上位表示される、つまりGoogleから評価されていました。
しかしそれでは自分でバックリンクを増やすことが出来ないユーザーのサイトが検索エンジンに表示されなくなってしまいます。反対に、どんなにサイトの内容が悪く、価値の無いコンテンツを入れているサイトであっても、バックリンクさえ購入してつけることが出来れば上位に食い込んでしまうのです。
これでは、検索をしているユーザーの為になりませんよね。
そこでGoogleは様々なアップデートやアルゴリズムに変更を加え、バックリンクの質をしっかりとチェック、更にはサイトの内容を評価出来るような体制をとったのです。
このことにより、リンクの評価は大幅に考え方が変わりました。ただ数があればいいだけでなく、以下に良いサイトからリンクが繋がっているかが大切になってきます。更には、過剰なリンクや悪質なものはスパム判定を受けてしまうこともあります。
良いリンクがナチュラルリンクであることはすでに説明済ですが、逆に「Googleが評価をしない悪いリンク」というのがどのようなものなのでしょうか。
スパム判定を受けてしまうような悪質な例を見ていこうと思います。
まず、バックリンクの中でも悪いリンクとされるのは下記のようなリンクです。
- コンテンツ価値が無いサイトからのリンク
- 過剰な発リンクがあるサイト
- 同一IP、かつ複数サイトからのリンク
- リンク集
- サイトコンテンツのテーマと合っていないサイトからのリンク
- 有料のリンク
おおよそで上げているので細かく見ていけばもっとこんなサイトは、あんなサイトは、となりますが、今回は上記のようなサイトに着目して見ていってみましょう。
Googleはサイトのコンテンツの質を重要視します。そのため、ユーザーの為にならないようなコンテンツしか無いサイトをGoogleは嫌います。もちろんGoogleだけでなく私達もそのようなサイトは使いませんよね。
その1つとしてあげられるのがワードサラダで作成されたサイトです。
ワードサラダとは、他のサイトのコンテンツなどを継ぎ接ぎして、システムで自動的に作成をする文章の事を言います。いわゆる検索エンジンスパムの1つで、色々な技術を駆使して文章をテキトウにシステムで作り上げてサイトにしてしまいます。
ワードサラダのシステムは特に文章を作るためのシステムではないので、内容が支離滅裂になります。例えば
昨日見た夕日はとても美味しい紅茶だ。近年の発展に欠かせない材料のセンテンスになる。
いつかキミの中にも優秀なコアラが発見される未来が待っているだろう。
ワードサラダはこのような文章が出来上がります。文法は間違っていないので読めますが…え?意味がわからない?そうです。ワードサラダで作られたコンテンツは意味がわからないんです(笑)
この文章は私が色んなワードサラダで作成された文章を参考に作成したものですが、こんな文章がサイト一面にずらっと並んでいるサイトがあったとしたら……。
笑う以外無いですよね。
これではユーザーの腹筋を鍛えるだけになってしまい、何の情報も得ることが出来ない全く価値の無いコンテンツになります。このサイトは文章のいたるところにリンクを設置して、サイトを作り上げます。「このサイトとても良いからリンクを繋ごう!」という気持ちで繋がれたリンクではないので、当然SEO目的です。このように、意味のないリンクがスパムの一種になります。
サイト一面アンカーテキストとリンクだらけ!他のコンテンツが一切ないサイトを指します。発リンク自体はいけないことではありません。紹介したいサイトがあるのであればそれはもちろん紹介するべきですが、サイトの本来の目的である「コンテンツ」が無く、他のサイトばかりを紹介してたのでは何のためのページなのかわかりません。
これもスパムの一種として考えられています。
同じサーバーの中に同じテーマで違うサイトをいくつも作り、そこからリンクを貼るとスパム判定を受けてしまいます。というのも、IPというものはサーバー等によって変わってきます。国内だけでも様々なサーバーがあるので、IPもそれぞれ違います。それなのに、違う人が運営しているはずのサイトが全部同じサーバーで作られているのは不自然ですよね。
リンクを増やしたい為だけの自作自演であると判断されかねません。
WEBの中にはリンク集というものがあります。リンク集とは、その名の通りリンクばかりを集めたサイトなのですが、過剰な発リンクとはちょっと違って、ランキングの形式をとっていたり、ディレクトリの形式をとっていたりと様々です。
中には、全くテーマの違うサイトが寄り集まっているようなリンク集も有り、これがスパムの対象となってしまいます。
このようなリンク集は「とにかく沢山バックリンク欲しいだろうから勝手にこのリンク集に貼っていいよ」というような意味合いのものが多いです。これでは本来のリンクの意味がありませんね。
サイトのテーマと全く合っていないサイトからのリンクは良くありません。
例えば、私のサイトはSEOに関してを書いているサイトなのに、洋服を販売しているサイトが「このサイトおすすすめだよ!」とリンクを貼ってくれても、どういう繋がりがあるのか、何がオススメなのかわかりませんよね。評価があまり良くないことは一目瞭然です。
お金を支払い購入しているリンクをGoogleはスパムと認定することがあります。
リンクというものはあくまでも自然に貼られるもので、お金で買うものではありません。
これは広告も同様です。広告を掲載しているのであれば、リンクには忘れずにnofollowを入れるようにしましょう。
サイトを運営しているとリンクを貼ったり剥がしたりは日常茶飯事です。しかし、SEOの観点ではこんなにも大きな役割があったんです。とはいえ、リンクは貼りたい時に貼れるもの。リンクを貼る時は「素敵なサイトですね!」という気持ちでリンクを貼ってあげて下さい!