フレッドアップデートが行われてから1ヶ月と少しの時間が経っていますが、Googleは更なる検索結果の向上のために新たなアップデートを実施したようです。
今回のアップデートは「フェイクニュース」に関するアップデートで、プロジェクトアウルアップデートと言うそうです。
えっ、待ってください…名前カッコよくないですか?
前回が前回でしたし、今回も何か由来があるんでしょうか…気になります。
そんな話はさておき、このプロジェクトアウルアップデートがどのようなアップデートなのか、少し触れてみたいと思います!
Project Owl(プロジェクトアウル)アップデートとは?
その名の通り、プロジェクトとして進められていたようですが、詳細については公式のブログを見てもらうのが一番です。ただしGoogleの公式文は英語なので…うん、難しいです。日本語翻訳版もあるので、そちらを見てみてくださいね!!!
ここではとっても簡単に今回のアップデートの内容と、そのアップデートにともなって追加された機能などを紹介します。
Googleが色々なアルゴリズム変更を行っているのは既に周知の事実ですが、今回は主に「ニュース記事」、しかも「偽ニュース」に関するアルゴリズムの変更だそうです。
皆さんはニュース記事を呼んだことが有ると思いますが、中には「これ本当に…?」といった怪しい記事を見たことは無いでしょうか?一方的な意見が書かれていたり、やたらと批判的、暴力的だったり、事実ではない記事をニュースとして配信している記事です。今回のアップデートではこのような記事を検索結果から遠ざけるためのアップデートです。
このような、嘘の情報が上位表示してしまうと見た人は困ってしまいます。信じていいの?ダメなの?…そんなこと勿論Googleも望んでいませんし、正直迷惑です!実は、こういう目につきやすい記事を作成して広告で売上を上げようとしているサイトがやっていることだったりするのですが、検索結果を使うユーザーからしたらそれは関係無いですよね。
このように、信憑性が無いニュースや情報を上位表示から遠ざけることで、より信頼できる検索結果を作るためにアルゴリズムを変更したのです。
フィードバックを大切に
今回のアップデートではアルゴリズムの変更に合わせてGoogleはとある2つの対策をとりました。
- 検索品質評価ガイドラインの改訂
- 強調スニペット、オートコンプリートのフィードバック強化
まずはこちら、検索品質評価ガイドラインの改訂です!何その難しいガイドライン!と思うかもしれませんが、説明をしましょう。
実はGoogleには実際に色んなサイトを目で見て良いサイトだよ~よくないよ~と判断してくれる協力者の方がいるのです。しかし、各々が自分の判断でサイトを評価してしまっては独断と偏見になってしまうので、「みんなこの項目に沿って評価してね」という基準を作ったのです。それが、検索品質評価ガイドラインです!
今回、このガイドラインにも「ページの情報の信憑性もちゃんと見てね」という項目が明記されたようですね。
さて、続いては強調スニペット、オートコンプリートのフィードバック強化です。
実は強調スニペットもオートコンプリートもSEO女子のサイトでは説明を一度していたりします。ぜひ探してみて…なんてことは言いませんが(笑)こちらの記事でちょっとだけ紹介をしています。
この、強調スニペットとオートコンプリートに出る内容に関して、フィードバックを強化したのです。
こちらは前からフィードバックは表示されていましたが、その内容が今回偽ニュース対策に関わるものに変更されているようです。実際に見てみましょうか。
ありました!これがフィードバックです。以前、全く違うクエリで一度だけフィードバックをさせてもらったことがあったのですが、その時は結構すぐに内容が変更されていて感動を覚えた記憶があります。このフィードバックをクリックすると…。
こんな画面が表れます。これ、前にフィードバックした時は無かった項目がいっぱい入っています!確かに内容としても強化されているようです。
実際に画像を見てもらうのが早いと思うのですが、偶然にもこちらの記事で画像として残しているので比べてみましょう!同じクエリで検索検索!
↑こちらが以前のオートコンプリート。
↑こちらが改善後のオートコンプリート。
おお!増えてますね!フィードバック!これをクリックすると…
このように内容を改善できるような項目が並んでいます。以前はヘルプなどからフィードバックを送れたのですが、一度検索画面から移動をしないといけないので面倒ですよね。しかし今回は直感でフィードバックが送れます。有り難い…。
今回はニュース記事に特化したアップデートのため影響があるのは一部サイトですが、それでもGoogleはより信頼できる記事を大切にしてくれるのがよく分かるアップデートです。私たちに正しい情報を届けたい。そんなGoogleの熱意が伝わるようですね。今後の検索結果に期待をしましょう!!