ここ数年でスマホが普及してからは、Googleの検索結果も大きく変わってきています。
たとえば位置情報を利用して検索している地域に関係ある店舗を出してみたり言語に合わせてそのサイトを表示させたり色々…。
このように、Googleは検索結果をよりユーザーが使いやすいように工夫と変更を行っていますが、この検索結果最適化機能の中に「パーソナライズド検索」という機能があります。
このパーソナライズド検索というのは一体どういうものなのでしょうか?
つまりはあなた専用の検索結果!
パーソナライズド検索とは、「あなた専用の検索結果」です。
ちなみに、パーソナライズという言い方もありみたいですね!というか私はこっちの言い方の方がよく使います(笑)
さて、あなた専用の検索結果とはどういうことなのかと言うと、ブラウザの情報やログイン情報などを使い、そのユーザーがよく見ているページ、今いる地域、過去に検索したサイトやクリックしたリンクなどなどいろんな情報から導き出した「この人絶対このページ興味あるよね!」っていうページを反映させた検索結果なのです。
なんだかGoogleにストーカーされてる感じの気持ち悪さを感じるのは私だけでしょうか!
というのはさておき、Googleは下記の条件下にある検索結果において全ての検索結果をパーソナライズドしていると言っても過言ではありません。
パーソナライズドされない検索結果
- シークレットモードでの検索結果
- 手動でパーソナライズドを無効化した検索結果
シークレットモードというのは各ブラウザに備え付けられた機能で、検索履歴や閲覧履歴などあらゆる情報を残さないでWebを閲覧できる機能です。(ダウンロードや購入したっていう痕跡が消えることはないですよ!)
これならそのユーザーの情報が一切反映されないまま閲覧が出来るので、自然とパーソナライズド検索でもなくなります。
もう一つ、手動でする方法がありますが、これは検索結果の後ろに「&pws=0」と入れてEnterを押すだけで出来ます。
強制的にパーソナライズドを解除しちゃうんですね。
上記のような場合を除いて、ほとんどの検索結果はあなたの情報を元に検索結果が左右されているのです。
Googleは一体どんな情報を使ってパーソナライズドしているのでしょうか?それは下記と言われています。
- その人がいる場所
- 過去に検索したことがあるキーワード
- 過去に見たことがあるサイトやクリックしたことがあるリンク
- ソーシャルでの繋がり
やっぱりこれ、ストーカー…。いえいえ、Googleがそのユーザーにより最適な結果を届けようとしているのがわかりますね。
あとはGoogleの調査、蓄積、分析の能力の高さでしょうか?
Googleを使って検索する人なんて何億といるでしょうに、それを全て分析出来てしまうのですから高度な技術です…。
実は大きく変化はしていないらしい
とはいえ、このパーソナライズド検索は人によって検索結果が激変してしまうようなものでは無いようです。
Googleの中の偉い人によれば、どうやらこのパーソナライズド検索で変動するのは順位1個や2個程度だということ。
な~んだ、と思う方もいるかも知れませんが、この1個や2個が1ページ目と2ページ目だと結構大きな違いです。サイトが1位か2位かって結構重要ですからね!
SEOをする上では結構厄介!
さすがにパーソナライズドまでは制御が出来ませんが、自分で自分のサイトの順位を調査するときにこのパーソナライズド検索はわりと厄介です。
というのも、毎日サイトを更新、チェックで閲覧をしているサイトマスターさんが「今日は私のサイト何位かしら~」と検索すると……。
なんと1位!
やった~!と思うかもしれませんが、実はそれって毎日サイトをチェックするために見ているからパーソナライズド検索になってません!?
といった具合です。
ですから、自分のサイトの本当の順位を知る時はシークレットモードで調べてみたり、外部の順位チェックツールを使ってみたりする必要があるのです。
ユーザーにとっては頼もしいパーソナライズド検索ですが、サイトマスターさんからするとちょっぴり厄介な機能だったりしますね。