古くなったSEOとは~アドテック関西に行きました!

日々SEOの勉強をしているつじですが、この度初めてSEOに関する講演というものを聞く機会をいただきました。
それがこちらのアドテック関西さんです。

明日から役に立つ!いまさら聞けないSEO
~ダメなSEO・こんなSEO屋や代理店はヤバい

ちょっと待った、私にぴったりじゃない?
ということで、無料で拝聴できるということもあり実際にお聞きしてきました!いつもコソコソ勉強をしているので大勢の方とこのようにお話を聞くのは初めて。…ええ、前日から緊張していましたよ…。

どのような内容だったのかは参加された方の特権ということで詳しく書きませんが、このお話の中で何度も登場した「古くなったSEO対策」というものがどういうものなのか、古くなったとはどういうことなの?というのをSEO女子なりに分析(?)してみようと思います。

今は古くなったSEOの手法とは?

Google検索の質は年々向上しており、検索ユーザーがその言葉からどのようなサイトを求めているのか非常に上手く読み取ってくれて、検索結果を返してくれるようになりました。
「ユーザーのため」というGoogleの気持ちは昔から変わらないようですが、実は以前の検索結果はその気持ちに伴っていない検索結果だったのです。

キーワードについて

キーワードはサイトを作ったり検索をしたりする時にとっても重要になります。
例えばとある女子(誰とは言わない)がネイルサロンへ行こうと思っているとします(誰とはry)
この女子、今の気分はどっちでしょうか?行くネイルサロンを決めたい?それとも今からやるネイルのデザインが決めたい?
この目的によって検索に入れる言葉=「キーワード」がガラッと変わります。

ネイルサロンを決めたい!→「ネイルサロン おすすめ」
ネイルのデザインが決めたい!→「ネイル 可愛い」

もちろん検索結果も…

キーワードによる検索の違い

違いますね。この時に、サイト側はどちらのキーワードに対してユーザーの目に止まってほしいのか。これでサイトの作りも結果も全く違うものになります。

そんなキーワード、実はGoogleは以前まで「単なる文字の羅列」としか判断していなかったのです。そのため、ネイルに全く関係のないサイトだったとしても「ネイル」の言葉さえ入っていれば検索結果で上位になれてしまっていたのです!

例えば、ネイルのデザインを決めたいと思って「ネイル 可愛い」と検索した時にこんなサイトが1位に居るなんてことも…。

良くないネイルサイト
タイトルやDescriptionに「可愛いネイルのデザイン」と書かれているが、サイト内は全く意味のない言葉と画像が…。

えー!これじゃあネイルのデザイン決められないじゃない!!
さすがに画像は極端すぎますが、ネイル可愛いデザインが載っていないサイトでも、キーワードさえ沢山入っていれば上位表示が出来ていたのです。よって、「あらゆる手法をつかって上位表示させたいキーワードをサイト内に盛り込む」というSEOの手法が生まれました。

  • 隠しテキスト
  • キーワードの連呼
  • alt属性やnoscriptにキーワード詰め込む
  • meta属性でキーワード連呼

といった、キーワードスタッフィングと呼ばれる無駄なキーワードの詰め込みが行われていました。
この手法、今ではまっっったく通用しません。何故か、というのは言わなくてもきっとわかりますよね。
今ではスパムの一種としてGoogleから評価を下げられる対象となっています。Googleもコンテンツの内容をしっかりと見えるようになったので、キーワードを「文字の羅列」としてみなくなったんですね。

リンクについて

外部からのリンク(バックリンク)というのはGoogleもサイト評価の一つとしています。今でももちろん効果はあるのですが、その評価に関しては大きく様変わりしています。
外部からのリンクというのはそのサイトの人気投票でもありますから、もちろん数が多ければそのサイトは有名であり人気者です。しかし、この考え方を逆手にとって、「とりあえずリンクの数だけ増やせば人気者の振りが出来る」というSEO対策が生まれました。

サイトが良くなければ人気は出ませんが、お金を出してサイトを作ってもらい、そこから大量にリンクを貼ってもらうことで「こんなにリンクがたくさん付いている人気者サイト!」という偽装をするサイトがあったんですね。もちろんお金で作られたサイトはリンクを貼るためだけのサイトなので、なんとなーくそれっぽい記事が入っているだけの意味のないサイトです。
このように、質が低く役に立たないサイトからのリンクを大量に購入して上位表示しよう!という手法が流行りました。
はい、こちらも今では通用しません。むしろ評価が下がります。
ユーザーの役に立たないサイトはやはり検索結果にあっても意味は無いですから、Googleも評価しません。そんなサイトからリンクを貰っていても、人気者投票とは言えないですね。Googleはどのリンクが本当の人気者への投票なのかを見抜きます。

今後のSEO

Google検索は日夜進化しています。もちろんSEOも進化していますが、どちらの進化も「ユーザーが求めるもの」いかに提供するかという点に合わせた進化なのです。
「ユーザーのために」というGoogleの気持ちは変わっていません。これはいつの時代も変わらない本質なのかもしれませんね。移り変わるのはその手段と方法です。SEOももちろん、いかにユーザーのためになるかを考えることで、自ずとその手法は見えてくるかもしれません。
頑張って格好良いこと言ってみましたが、要は楽して上位表示しようなんて考えるなよ!ということを私は伝えたい…!(笑)

さて今回アドテック関西さんに参加させていただいた感想ですが、ネットではない生の声で語られるSEOというのはとっても新鮮でした。また機会があったら参加したいな~!

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