SEOを少しでもやっているなら気にしておきたいのがcanonicalタグです。重複コンテンツのおさらいでも回避方法として紹介していますが、canonicalタグはGoogleにサイトの情報を送る重要なタグの一つ。
ではここで改めてcanonicalタグの扱いについておさらいをしてみましょう!
canonicalタグの使いみち
まず、canonicalタグとは何なのかおさらいです。
正確にいうとlinkタグの属性の一つで、重複してしまっているページはどちらが正しいページかをGoogleに知らせるためのタグです。読み方は「カノニカル」と読みます。
これはheadタグ((<head>))内に記述をすると、このタグで記されているURLがウェブ上では正しいURLですよ~とGoogleに知らせることが出来ます。実際のタグはこんな感じ。
実際にどんなときに使うかはcanonicalタグの辞書や重複コンテンツのおさらい等で見てもらうとして、これはHTMLにしっかりと書いておく必要があります。
Googleはいつcanonicalを見るのか
サイトの生成方法として、直にHTMLをファイルに書き込んでいたりjavaScriptを利用して書き出したりしてサイトを作れる今、Googleはこのcanonicalタグをどのタイミングで認識するんでしょうか?
実は、一番最初のサーバーサイドのレンダリング時に書いてあるcanonicalしか認識しないとのことなのです。
は~ん、なるほど。どういうことなの?
という方!居ますよね!?(私がそうだったので!)ということで、どういうことなのかを初心者向けに解説します!
サイトというのは基本的にHTMLやPHPで作られていますが、これはサーバー側で書き出しを行い、ユーザーがブラウザで閲覧をしています。
しかし、JavaScriptの技術を使えば、ユーザーがブラウザで見るタイミングでHTMLを作成することが出来るんです。
なんとなくわかるでしょうか?HTMLが生成されてサイトが見える状態になるタイミングがちょっとだけずれている感じです。
しかし、canonicalに関してはこの、サーバー側で表示されていないとGoogleは認識をしてくれないのです!
もちろんGoogleはjavaScriptを理解していてサイトがどのように見えているかはしっかりと見てくれるのですが、どうやらcanonicalについては見てくれないようですね。canonicalを設置する場合は、必ずサーバー側で書き出せるように……つまりはHTMLに直書きをするかjavaScriptを使わない方法で記述をする必要があるということです。
いかがでしょうか?
高度な技術が使えれば使えるほど便利で綺麗なサイトが作れますが、このようにGoogleが認識してくれない!な~んてことにもなりかね無いのです。canonical属性についてはしっかりとサーバー側での読み込みをさせておきましょう!