サイトを運営していて、GoogleAnalyticsを導入している方はこんな数値を気にしたことはないですか?
- 直帰率が高い
- 滞在時間が短い
直帰率が高いということはユーザーがサイトに来ても他のページへ行かないでそのまま帰ってしまうこと。
滞在時間短いということはあまりそのページを見ずに帰ってしまう、もしくは他のページへ移ってしまうことを意味します。
あんまりサイトを見てもらえてないかも…これは良くない!
と思っていませんか?
実は、案外そうではないんです!
という話がとっても有名なウェブ担ブログで紹介されていました。元はSEOの超有名人、ランド・フィッシュキンさんのTweetのようです。
Is a high bounce rate with low time on site ever a good thing? Yes! When a searcher's/visitor's question or task is a basic, short one, solving it fast and getting them on with their day is the ideal UX.
— Rand Fishkin (@randfish) 2018年6月15日
(私英語苦手だった全然わからん)
えっと、翻訳はTwitterやウェブ担ブログにおまかせするとして、このTweetが私達の凝り固まりそうな感覚をしっかりとほぐしてくれました。
と、ここでGoogleAnalyticsって?直帰率?え?となった方は
Google Analytics
検索結果の最新事情|SEO女子コラム
こちらをぜひどうぞ。
直帰率が高いのに、滞在時間が短いのに良いの?
「直帰率が高いから悪い」「滞在時間が短いから悪い」というのは必ずしも当てはまりません。
言い換えれば「ユーザーが欲しがっていた情報がすぐに見つかったのだ」からです。
例えば、あなたのサイトが「今日は西暦何年か」を掲載しているサイトだとしましょう。
ユーザーは「今日って西暦何年だっけ…」と検索をします。1位に出ているあなたのサイトへ訪問してみるとファーストビューに答えがありました!
今日は西暦2018年!
「あ、2018年か。解決した!」
これでユーザーは大満足。ブラウザを閉じます。
はい!この間は3秒にも満たないでしょう。しかもユーザーはそこだけ見て帰ってしまいましたが、超満足しています。
これって、悪いことじゃないですよね?
ユーザーはそのページを見て満足したのですから、サイトとしては100点満点!
直帰率が高くて滞在時間が短くても、とても良いサイトと言えるのです。
もちろん、サイトの内容にもよりますし、それが必ずしも良い直帰率の高さや滞在時間の短さとは限りません。
ブログサイトで最後まで読んでもらうのが目的なのに滞在時間が短いのでは「最後まで読んでもらえてないじゃん」となりますし、商品を買ってもらいたいと思っているECサイトが直帰率が高いのでは良い商品の売り方が出来ていないのかもしれない、ともなります。
直帰率と滞在時間の使い方
上記でも分かってもらえたかと思いますが、直帰率の高さや滞在時間の短さは必ずしも悪いことではないといえます。
ではどのように考えれば良いのでしょうか?
サイトやページにはそれぞれユーザーが求めているものが違いますし、それに伴ってサイトオーナーが提供したい内容も異なります。
それに合わせて、どのような直帰率や滞在時間が望ましいのかをまず考える必要があります。
あなたのサイトはユーザーにどう見てもらいたいのか
ユーザーがどう動いてくれるのがいいのか
ここをしっかりと考えて把握しておくことで、数値の見方が変わってきます。
もしも、「情報を提供したい」のであれば直帰率は高くても問題ないかもしれません。「回答を用意したい」のであれば滞在時間は短くても問題ないかもしれません。
ユーザーに満足してもらったら満足!
ここまで直帰率と滞在時間の話をしてきましたが、結論からいくと「結果としてユーザーがサイトに満足してくれていればそれでいいのだ」ということ。
もちろん、直帰率を下げよう!滞在時間を伸ばそう!って思って改善をすることは良いことなのですが、そこは最終的な目的ではありません。
あくまでもユーザーが満足していない可能性が数値として出ているだけなのです。ユーザーが知りたいと思っている、欲しいと思っている情報をしっかりと与えることができれば、つまりはユーザーが満足していれば直帰率と滞在時間もそれに伴ったものに改善されていくのです。
今回は直帰率と滞在時間でしたが、これだけでなくデータ解析ツールに現れる多くの数値に当てはまります。数値を改善することを目標にするのではなく、あくまでもそれは考え方の分析に使い、本質は忘れないようにしましょう!!