以前このサイトのこの記事で直帰率についてお話したのを覚えているでしょうか?初めましての方はぜひこちらを見てみてください!まだ見たこと無い~って人もぜひぜひ。
今回はGoogleが面白いデータを公表しているようなので、直帰率に関して少しお話をしようと思います!
Googleはスマホ推し
最近Googleはとってもスマホ推しです。というのも、Googleがスマホのファンなのではなく、スマホの検索を使っているユーザーが非常に多いからです。これは感覚でもつじさんの回りの人の様子でもなく、データとして色んな所で発表されている事実です。このサイトなんかは2016年のスマホ普及率が見えますが、すごい数の人がスマホを使っていますね。
スマホを使う人が増えるということは、Googleの検索もスマホから行われる可能性が非常に高いのです。その為、もちろん検索結果に出ているサイトもスマホから閲覧をします。そんな時に、スマホからは使い辛いサイトがあったとしたら…?
「Google検索に出てくるサイトはスマホでは使いにくいサイトばっかりだ。使いたくないなぁ。」
これではGoogleの使用率が減ってしまう!しかもユーザーも使い辛いままだ!
困っちゃいますね。だからGoogleはスマホ検索を最適化させて使いやすいサイトをより評価するのです。よって、最近のGoogleはスマホ推しです。
では、スマホからサイトを見るにあたって使い辛いサイトって何でしょうか?
スマホではスピードが大切!
スマホサイトで特に大事と言われているのが、スピードです。
スピードといっても更新などではありません。サイトが表示されるスピード、つまり表示スピードです!(そのままだった)
今回Googleがデータを公表しているのはこのサイトの表示スピードに関してでした。Googleのデータによると、スマホサイトのページを完璧に読み込むのに、平均22秒もかかっているそうです。22秒!数えると結構長い時間です。スティックタイプなら珈琲入れれるんじゃないでしょうか…。そんな時間がスマホサイトを1ページ見るのにかかっていたら、イライラしてしまいませんか?
このイライラがサイトの直帰率に直結しているのです。なんと、ページが完全に表示されるまでに3秒以上かかると、53%ものユーザーがサイトを立ち去ってしまうらしいのです。
しかし自分に置き換えて考えてみましょう。たった3秒ですが、スマホを片手に白いページを3秒見つめてみてください。
うん、私なら確かにサイト閉じてますね。
このように、スマホサイトは表示される平均時間が長いにもかかわらずたった3秒でユーザーさんの半分以上が直帰してしまうんですね。
これだけでなく、Googleは更に面白いデータを出しています。
色んな国のスマホ向けサイトを対象にして調査をしたところ、70%近くがファーストビューの表示に7秒ほどかかっているのです。3秒に全然間に合っていない…!
さらに、Googleが調べたデータを元に表示速度がどれくらい落ちると、サイトから去ってしまう直帰率はどのように変化するか、というデータでは…。
表示速度が1秒から7秒に落ちると直帰率は113%上昇する
100%越えてるやないかい!
それだけでなく、ページを構成するテキストやタイトル、画像などの要素が増えていくことによって表示速度が下がっていくと、コンバージョン率も大きく下がってしまうようなのです。
じゃあどうすればいいの?
直帰率がそんなに上がってしまってはうちのサイトにお客さんが来なくなってしまう!ではどうすれば良いのでしょうか?
今回Googleは「画像やテキストを圧縮すると良いよ!」と紹介しています。画像とテキストを圧縮ってどうやってやるんだろうか…。
実はネット上で難しい知識が無くても簡単に圧縮が出来てしまうのです。画像の圧縮からHTTP圧縮まで説明をしていると非常に長いコンテンツになってしまうので簡単に説明をしますが、画像で言えば綺麗に見える程度でファイルのサイズと小さくし、テキストは余分なスペースとも言える空白などを綺麗に省いた状態で配信をします。
すると、サイトが軽くなり表示するのにスピードアップが出来るのです!
自分がサイトを見ている時はあまり考えないかもしれませんが、実はスマホサイトの表示スピードに私たちはかなり左右されているようです。サイトを作る立場になった時に、そこまで考えられたサイトだとユーザーも快適に閲覧ができるのかもしれませんね。