このサイトでも何度か触れているリダイレクトですがリダイレクトにはそれぞれ意味があり種類が沢山設けられています。それはどのような処理をしているのか判断させるためなのですが、Googleもこの転送の種類によってPageRankを渡す、渡さないを決めたりしていました。昔は。
では今はどうなのか。実はもう2015年から言われていることなのですが、今はどのリダイレクトもPageRankをしっかりと渡してくれます。
そもそもリダイレクトって何!?となる方はこちらで詳しく説明していますので読んでみてください!!
では、このリダイレクトの使い分けってどうしたらいんでしょうか?
昔までの仕様
2015年以前のSEO界隈では、301、302リダイレクトは下記のような認識でした。
永久的なリダイレクトを表す。サイト移転等、もう二度と前のドメインが使われることはない時など。PageRankは8割程度転送先に渡される。Googleのインデックスは転送先のURLで取られる。
一時的なリダイレクトを表す。メンテナンス、サイトの修正中などで一時的に別ページへユーザーを誘導させる場合。PageRankは渡されない。0である。インデックスは転送前のURLで取られる。
このように、使う転送方法によっては新しいサイトがインデックスされなかったりもしました。
今の仕様
2015年以降、Googleはその仕様を大きく変更しました。現在では下記のような認識になっています。
永久的なリダイレクトを表す。サイト移転等、もう二度と前のドメインが使われることはない時など。PageRankは全て転送先に渡される。Googleのインデックスは転送先のURLで取られる。
一時的なリダイレクトを表す。メンテナンス、サイトの修正中などで一時的に別ページへユーザーを誘導させる場合。PageRankは全て転送先に渡される。インデックスは状況に応じて取られる。
このように、現在ではどちらの転送もPageRankは全て丸っと転送先に渡される仕様になったのです。そのため、リダイレクトには自分が適切であると思うリダイレクト方法を使えばいい、ということになりました。
どれを使えばいいのか
全てがPageRankを渡すのだとしたらどれを使ってもいいのではないか?とも思いますが、リダイレクトの意味を考えるとその転送が一時的なものなのか、永久的なものなのかで使い分けておいたほうが便利ですし、それぞれの読み込み速度に違いがあったりします。
どうやら、301リダイレクトより302リダイレクトの方が若干スピードが遅いようです。Googleは表示速度は大事にしていますし、何よりユーザーも読み込み速度が早いほうがより積極的に閲覧してくれます。
特別な理由がない限り、301リダイレクトを使うことをオススメします。
ページを切り替える時に使えるリダイレクト。今までは正しく使わないとGoogleの検索から姿を消すことになっていた困った部分が今はなくなりました。これでサイトマスターは自分の思うようにリダイレクトがかけられるようになりましたね!